ピラルク 最大の淡水魚 大きさは?怖い魚?

ピラルクの大きさは?

世界一大きな淡水魚ピラルク。

その公式なギネス記録では3.96m。非公式なものでは4.5mというものもある巨大魚だ。

別名アラパイマ(Arapaima gigas)。パイチェとも呼ばれる。

ブランカも好き

そして余談、近年新作ストリートファイター6も出たカプコンの歴史ある格闘ゲーム、ストリートファイターシリーズの登場キャラ、ブランカの好物でもある。

自分はこの魚をこれで覚えたので一応書いておきたかった。。

ピラルクは怖い?人食い?ピラルクの餌って?

それはおいておいて、

ピラルクは名前がピラニアのようであるが人間にとってはそんなに怖い魚ではない。

しかし大型で力が強い。漁師などが捕獲する際には注意が必要となる。彼らの鱗は5cmほどと大きく、またカミソリのように鋭く頑丈だ。適切に扱わないと怪我をする恐れがある。

彼らは主に魚食性である。

大きいけどサメの様に人を食べたりはしない。主に、というのは、アマゾン川に生息する他の魚類を主食としているが、水辺に近づきすぎた小動物を食べることも知られているからだ。

小さいものなら甲殻類も食べる。だが基本的には小魚を食べている。

arapaima

また、ピラルクの幼魚は、大きくなるまで動物プランクトンや小さな無脊椎動物を食べる。

彼らは水底からゆっくりと浮上し、水面付近で魚を飲み込むという待ち伏せるスタイルの狩りをする。そしてそれを可能にする、水面給餌に適応した上向きの口をピラルクは持つ。

強力な捕食者ではあるがその生態系で無敵というほどではない。幼魚や小さいうちは巨大なカワウソやカイマンなどが強大な敵となる。そして人間もいる。例えばユーチューブでピラルクで検索をすると、観光客のような人たちがフィッシングのターゲットとしてピラルクを吊り上げまくっているのが分かると思う。

大きいだけじゃなく高い生命力も

アマゾンの濁った酸素の乏しい水域に適応しているピラルクは、エラに加えて肺のような器官を使って空気を呼吸する能力を発達させている。この能力によって他の魚では不可能な条件下でも生き延びることができるようになった。

更に強酸性からアルカリ性まで、さまざまなpHの環境に耐えられるため、かなり環境に対しては強靭な魚だ。

空気を吸うために水面に上がるが、他の多くのアマゾンの淡水魚たちとは異なり、水中で24時間生存することができる。

なんとエラや肺のように機能する膀胱を持つ。成熟したピラルクは泳ぐ膀胱に特殊な血管網を持つのだ。これは空気呼吸を可能にするだけでなく、浮力も調整している。

ピラルクは発声をする。特に繁殖期に個体間のコミュニケーションに使われるが、オスはライバルを追い払ったり、危険を知らせるために声を出すことが知られている。

通常銀色をしているが、透明度の高い水域では緑色に変色することがある。これは、周囲の環境に溶け込み、捕食者を避けるためだと考えられている。

ピラルクの生活

一般的に昼行性で、日中に最も活発に活動する。

彼らは基本的に群れを作らないで通常は単独で行動する。ただし繁殖期には小さな群れで行動する。

また、ピラルクはメスがオスより大きいことが多い。

産卵期には一夫一婦制でペアを作って繁殖する。

メスが卵を産んだ後はオスが卵の世話をする。ヒレで卵に空気を送る役割を担うことが多い。その後もオスが巣を維持して孵化した子供を保護するという、魚類では比較的珍しい行動をとる。

アマゾンでのピラルクの利用

アマゾンの先住民の文化においても重要な役割を果たしてきた。彼らは持続可能な範囲でピラルクを食料源にすると同時に、そのうろこや骨をさまざまな用途に利用してきた。

現在でも柔らかく美味しいと言われるピラルクの肉は、ブラジル各地で珍重され、郷土料理にもよく登場する。

あえて網羅的に書くならば、ピラルクの革も非常に丈夫で耐久性があるようで、地元の人々によってブーツやベルトなどの革製品をはじめとするさまざまなアイテムの材料として使われてきた事実もある。

近年の数の減少

現在、乱獲と生息地の破壊による大きな脅威に直面しており、個体数はここ数十年で急激に減少している。

個体数は主に乱獲によって減少している。

珍味とされ食用とされる他に、水族館や個人コレクターの収集品、伝統工芸品に使われるウロコ目当てに漁獲されることもある。この種を保護するためアマゾン川流域の保護区の設置や、一部の地域では持続可能な漁業のための漁獲割り当てなどの保護活動が行われている。

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